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早川(野呂川)林用軌道6
山梨県林務部(管理部署) 鰍沢(林務事務所) 早川(河川別区分)
39.0Km
(1932〜1946年)

(山梨県南アルプス市)
(2005・11・23)


※ 協力 NPO「芦安ファンクラブ」事務局長 様


昭和14年から17年までに、総工費八十余万円をかけて、早川橋から野呂川の深沢
に至る、延々五十四Kmの、森林軌道を敷設して、奥地資源の開発に着手したのであ
るが、僅少な沿線の木材を搬出しただけで、深沢一帯の良材、壱万二千石余は、伐採
しただけで搬出することができず、現地で腐朽させてしまったことは、惜しみても余
りあることだった。この沿線の地盤は軟弱で豪雨のたびに崩壊流出するなど、遂に廃
道として、放棄され良材も美材もそのまま死蔵されていたのである。・・・
※ 「芦安村歴史散歩」 芦安村文化財審議委員会 編 山梨県立図書館蔵
74ページ 9行目より引用
尚、この「引用文」中の「早川橋から野呂川の深沢に至る、延々五十四Km」の部分
「奈良田から野呂川の深沢に至る」の誤りか?と思われます。


「南アルプス林道」(向かって右手前)及び北岳(3192M)(向かって左奥)
(南東より北西を望む)この後、
1時間近くに渡り道床跡を発見出来ずに且つ、
道に迷い遭難寸前となりました(PM13:39)
無事に道床跡を発見した後、最初に「残存レール」を確認した一つ目の谷を越え、
南東へ少し進んだ地点の道床跡(北西より南東を望む)(PM14:37)
背後に高谷山(1842M)とそれに続く無名峰の見える道床跡(北西より南東を望む)
道床跡はこの地点で東へ周り込んでいますが、
この先に通行不可能な崩落があり、引き返しました(PM14:38)
岩に食い込んだ「残存レール」(北西より南東を望む)
(PM14:39)
夜叉神峠十字路より望む白根三山のうちの農鳥岳(3026M)(向かって)
及び間ノ岳(3189M)(向かって
)(東より西を望む)
今回の収穫の多い探索のラストを飾る風景です(PM16:12)


非常に謎の多い「野呂川林用軌道」の探索は今後も継続します


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※ 掲載画像の無断転載・転用を禁じます


※ 協力 NPO「芦安ファンクラブ」事務局長 様

※ 参考文献 「トワイライトゾーン」MANUALF (株)ネコ・パブリッシング


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